発掘原稿・たぶん1989夏 of 床下通信オンライン

ジャンクっぽいモノモノ置き場的なナニカ。大丈夫なのか。続くのか。

 1989年、夏休み。この春就職した同士、友人U嬢と長野経由高山へ旅行。当時の愛車カローラで上越へ迎えに行き、3日間ほぼアッシーだったけど、楽しい旅だった。その後「オレンジページ風の2人誌つくろうか」という盛り上がりで半分ほど原稿を描いたけど、哀しいかな、同じ大学に行っていた頃と違って、U嬢は下越、私は中越(職場と生活根拠地がね)。半ばの原稿を残して企画は立ち消えに。
 …で、実家の整理をしていたところその原稿が出てきたので、成仏せいよ…とか思いながら自分の原稿だけスキャンしてUPしてみる。供養供養。
(…あれ?「くよくよする」って供養が語源?もしかして。) 

orap01.jpg 朝アパートを出て上越市内へ。U嬢の家によって、本人を拾う。その後糸魚川・白馬経由で長野へ向かうんだけど、途中で通り過ぎた能生町の海岸で交わされた会話。…かに屋がすごい勢いで並んでいるという話を聞かされたのに、何故か殆ど見当たらず…何故えええええええ(泣)
 …今考えたら、夏休み中で「平日」だったせいじゃないかなあ…当時景気良かったし(遠い目)。
 「チャート式基礎からのB型」とか言ってますが、2人ともB型です。…でも別に血液型なんて関係ないじゃんねえ…とか当時の自分の原稿を失笑していたら、彼女の原稿(こっちは文章)に「グレイトなB型の最たるモノ」として同行者=私が紹介されていた… orz

orap03.jpg 原稿は、まあ、こんな感じ。2人のへなちょこ珍道中を文章とイラストとか漫画とかでご紹介。今回「すでにある原稿」しか載せていない(下書きで残っていたものはペン入れしたよ!若き日の供養だよ!)のだけど、やたらめったらネタに満ちた旅であった。
 左下に「ブルーベリーの敵討ち」と書いてあるけど、U嬢、これから泊を伴う旅行だってのに「ブルーベリー摘みたい!」と提案して却下されたんである。…観光農園で摘みたてほやほやのブルーベリーというと聞こえはいいけど、生でそんなに食べないものだしそーすんのよ、と。しかし、その後焼きとうもろこし(冷凍じゃなくて生のとうもろこしを焼いているから激うま)を買ったら却下した私には天罰がががががが。 

orap02.jpg  さて白馬を抜けて長野の方へ。道沿いに現れまくる「おやき」の看板の数々。今はどうか知らないけど、民家の台所の出窓みたいなところで自家製おやきを売っております。あちこちで買い、ほおばり、ついでに製法も聞く。そんな好奇心旺盛なお年ごろのわしら。
(…は?今でも?)
 しかし、なかなか教えてもらえなかった…というか、なんか言葉が通じてなかったんじゃ…

orap04.jpg ふっ、言葉が通じなくても食欲は通じるんだぜ(駄目すぎだろ)!…というわけで、聞いてきたことを元におやきの製法をコミック風味でまとめてみた。…コレどう考えても「ざつまんが」の起源なんですけど…

orap05.jpg いい加減だけど中身のレシピもまとめてあります。…これちゃんと試作して試食したんだよー!!相方U嬢が!…お前は何したってか?そりゃあ「食べる人」を…

 …というわけで、残っている原稿でやばくない部分を掲載してみました。…当時の原稿は実名ばしばし出てくるので、文章の方は載せられませんw
 ちなみにこの旅、いわゆる「B型のダメダメなところ」を2人して遺憾なく発揮しました。熊の剥製を見て引き返すわ、ヒッチハイクの韓国人を拾って双方英語がダメダメだわ(絵は万国共通ですよ!ホントその時そう思った!)、大王わさび農園で萌え設定に大はしゃぎだわ(当時「萌え」という言葉はなかったけどな)、高松の朝市で雨に降られるわ、予定は未定でホテルに辿りつけるか大騒ぎだわ…あの頃は若かった…。
(そこの君!ダメダメなところは変わってないとかゆわない!)
 でもまあ、この経験を生かして白馬の別荘お泊りツアーとか、その後のヘンな企画が生まれたりしたので、それもまたよきかな。ええ、だからこの原稿も黒歴史扱いにしないでのっけちゃうのですよ!
 …ああ、いいな、白馬安曇野行きたいなあ…。そうそう、小布施も素敵だよ!(懲りてない)